立体造形(人体)は、あらゆる角度から見て、自然な形でなければなりません。
その表現には、より確かなデッサン力が求められます。
当クラスでは、人体構造の理解を通し「デッサン力」を感覚的に身に付けて頂きたいと思います。
私が経験的に学んだ様々なことを皆さんとご一緒に造形しながらお伝えいたします!人体の捉え方であったり、あるいは、制作の技術的なことであったり・・・制作の迷いであったり・・・。
人体をよりよく理解して、それぞれが創作意欲を育み、オリジナルな作品づくりに生かしてほしいと願い、このクラスを新設しました。
ご一緒に、まじめに楽しく学びましょう!
1998年より、少年や青年を中心とした絵画制作を始める。東京、大阪、ロンドン、メルボルン等で、個展の開催やグループ展への参加を通して、精力的に作品の発表を続けている。人形作家としても注目され、2004年の個展「生人形展 -Hitogata-」以来、立体のみならず、付属品に至るまで、リアリズムに徹した作品が、国内外で好評を博している。 近著に『甲秀樹 作品集 ~青い旋律』(2016年)、『甲秀樹 人体デッサン 男性ポーズ集』がある。
当塾は、主に人体(男性)を描くため、造るために求められる「デッサン力」の習得を目指すデッサン教室です。デッサンの技術を養うためには、人体の「形を正確に捉える」こと、またそのような「感覚を身に付ける」ことが最も大切です。
この度、2018年4月より、デッサン力を高めていただく一環として、立体クラス(日曜日コース、昼間クラス)を新設いたします。
人形作家としても著名な甲秀樹が、粘土による全身の造形を通して、人体を立体的(写実的)に表現するための基礎をお教えいたします。独自のカリキュラム(全12回)で、人体の構造をより深く学び、表現力を養いましょう!
※当クラスをご検討にあたり、皆様、ご自身の創作活動など、それぞれの目的がおありかと存じます。ぜひ、当クラスでスキルアップを図ってください。
第1回 | 4月22日 | オリエンテーション/ 図面制作 |
○本講の目的やカリキュラムの内容について説明します。※造形の高さは、約400mmを予定しています。 ○教材や道具の説明をおこないます。 ○塾で用意した写真を使い、全身の図面【正面図、側面図、平面図】を制作します。 |
第2回 | 4月29日 | 図面制作とデッサン | ○写真と図面を参照しながら、造形の元になるデッサンを描きます。 ※鉛筆または、色鉛筆 |
第3回 | 5月13日 | 図面から 骨組みの制作 |
○図面に基づき、造形の骨組みを制作します。 ※木板のベース(土台)、骨組みのアルミ線、麻ひも、木塊(頭部・胸部・腰部)を組み立てます。 ○デッサンを確認しながら、ポーズの構造(骨格)を理解します。 |
第4回 | 5月27日 | ||
第5回 | 6月10日 | 骨組みの周りに 粘土を盛り付ける |
○骨組みの周りを粘土で包む様に、薄く盛り付けていきます。 ※人体の構造(骨格、筋肉の形状)の理解を深めます。 ○人体の目印(特徴)を確認します。 ※人体の造形を制作するうえで、身体の様々な目印を確認しておきます。 ○全体のイメージを掴むために、大まかな顔の形と肋骨の形を粘土で盛り付けます。 ※骨格に、どのような筋肉が粘土によって表現されるかを学びます。 ○図面・デッサンと比較しながら、全体のプロポーションを整えます。 |
第6回 | 6月24日 | 図面と美術モデルを活用し粘土を盛り足す | ○図面を参照し、美術モデルをよく観察しながら、それぞれの筋肉を粘土で盛り足します。 ※脚→足→腰部→臀部→腹部→胸部の順に進めます。 ※粘土の盛り付けは、それぞれの筋肉の形状やボリュームを正確に捉えて進めます。また、身体の表面に表れている様々な特徴をおさえましょう。骨、脂肪、皮膚も含め、それらがどのように関係し合い身体のラインを形成しているか、丁寧に確認します。 ○美術モデルを観察し、人体の構造をより深く学びます。それを通して、身体の目印を意識(再確認)しましょう。 ○人体構造の理解を深めるために、男女差・年齢差などについても考えます。 ★第7回までの授業で、造形の大まかなプロポーションの完成を目指します。 【美術モデルが参加】 |
第7回 | 7月15日 | ||
第8回 | 7月29日 | ディテールの制作 | ○図面と美術モデルをよく観察し、ヘラ・スパチュラ等の道具を使い、身体のディテールを造ります。 ※顔→胸部→腹部→腰部→臀部→手→足の順に進めます。 ※髪や手足の指・爪などは、時間をかける必要がありますので、全体の進捗をみながら進めます。 ○造形の完成に向けて作業を進めます。 ★第10回までの授業で、造形のより細かい部分の制作を目指します。 【美術モデルが参加】 |
第9回 | 8月19日 | ||
第10回 | 8月26日 | ||
第11回 | 9月9日 | フォローアップ | ○各自制作を進めます。また、講師が必要に応じて、全体・個別指導します。 |
第12回 | 9月23日 | フォローアップ/ 感想と反省 |
○細かいディテールの制作を通して、完成度を高めます。 ○塾生の皆さんで12回の制作を振り返り、感想や反省を語り合いましょう。 |
※内容は進捗に応じて、変更になる場合がございます。予めご了承ください。
コース | クラス | 授業日 | 時間 | 入塾金 | 授業料※1 |
教材費 ※2 |
日曜日コース 4月22日より開講 |
昼間クラス | 各日程 記載の通り |
13:30 ~ 16:30 | 15,000円 | 全12回 150,000円 (美術モデル費、設備費込み) |
5,000円 |
2017年10月末~
・当塾サイトより申込書一式をダウンロード
・申込書一式と審査のためのデッサン画2点などを絵楽塾事務局へ郵送
第二次募集を受付中です。なお、第三次募集の受付はございません。
↓
2018年1月中旬
・第一次合格者に審査結果をご連絡
・合格者は、入塾金・授業料・教材費のお振込
2018年2月中旬まで
・第二次合格者に審査結果をご連絡
・合格者は、入塾金・授業料・教材費のお振込
↓
2018年4月~
・立体クラスの開講!
① 真摯に表現力を習得しようとする意思のある方(18歳以上)
② 立体を制作している一方で、改めて、人体(顔・身体)の構造を学び、基礎力を高めたい方
③ ディテールの制作技術をさらに高め、作品制作に生かしたい方
12名程度 ※最少催行人数に達しない場合は、延期または中止する場合がございます。
全12回程度(月2回、日曜日。各授業時間は、3時間)
本講は、カリキュラムにしたがい描くこと、造ることを重点においた授業を展開するため、ある程度のデッサン力をお持ちの方を歓迎しております。そのため、甲秀樹が、申込書一式(様式1、様式2)及びデッサン画(2点)を元に、審査させていただきます。
次の①~③を添えて、絵楽塾事務局まで、郵送してください。封筒には、「折曲禁止」と朱書きで記載してください。
以下の申込書一式(様式1、様式2)をダウンロードしてください。
① 申込書一式(必要事項を記入)
② 審査のため、以下の「美術モデル」のデッサン画2点(顔・全身を各1枚。鉛筆または色鉛筆で描いてください。)
③ 審査の資料として、ご自身で造形作品または、絵画等をお持ちの方は、画像(印刷物)を添えてください。
2017年10月27日~2018年1月12日(締切日 必着)
第二次募集 2018年2月16日(締切日 必着)
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-13 第2中江ビル6F
GALLERY 素描内 絵楽塾 事務局 立体クラス担当 行
合格者には、メールにて「入塾手続きのご案内」の連絡をいたしますので、手続きをお願いいたします。
第一次合格者には、2018年1月中旬に連絡いたします。第二次合格者には、2月中旬までに連絡いたします。
なお、当クラスは少人数制で運営することから、入塾後のキャンセルはお受けできませんので、ご了承ください。
不合格者には、3月上旬を目処にメールにて連絡いたします。
※主に、甲秀樹と創作活動などについて意見交換を予定しています。
【お問い合わせ先】
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-13 第2中江ビル6F
GALLERY 素描
都営新宿線 新宿三丁目駅(C7出口)より徒歩約2分
Mail:kairakujuku(アットマーク)gmail.com
※(アットマーク)を半角の@マークに変更しご送信ください。
また、お申込みされる方は、当塾からのメールを受信可能にしてください。
twitter:https://twitter.com/kairakujuku